脱毛

脱毛後の肌ケア、これだけは——赤み・乾燥・保湿の話を、元看護師が正直に解説

PR・広告を含みます

脱毛について、痛みや回数のことはよく話題になるのに、意外と語られないのが「施術のあと」の話です。でも、看護師として医療脱毛の現場にいた立場から言わせてください。脱毛は、照射して終わりではありません。そのあとのケアで、肌の状態も、脱毛の進み方さえも変わってきます。

私は看護師として美容クリニックで医療脱毛の施術を行い、現在は美容サロンを運営しています。今日は、脱毛後の肌に何が起きているのか、何をして何を避けるべきなのか、現場で毎日お客様に伝えていたことを正直にまとめます。

脱毛後の肌に起きていること——「軽い日焼け」に近い状態

光やレーザーの脱毛は、毛の黒い色に反応させて熱を発生させる仕組みです。狙うのは毛根ですが、熱はどうしても周りの肌にも伝わります。つまり施術直後の肌は、軽い日焼けのあとに近い、熱のダメージを受けた状態なんです。

照射後に肌が少し赤くなったり、ほてった感じがしたりするのは、珍しいことではありません。多くの場合は時間とともに落ち着いていきますが、この「ダメージを受けている」という前提を知っておくと、このあと話すケアの意味がぜんぶつながってきます。

施術当日にやること・避けること

当日のルールはシンプルです。「肌の温度を上げない・刺激しない」。これに尽きます。

  • お風呂は湯船を避けて、ぬるめのシャワーに。体が温まると赤みやかゆみが出やすくなります。長風呂・サウナ・岩盤浴は当日は我慢
  • 激しい運動・飲酒も当日は避ける。これも体温と血行が上がるためです
  • ゴシゴシ洗わない。ボディタオルでこすらず、泡でやさしく
  • ほてりが気になるときは、冷やす。濡れタオルや保冷剤(直接当てず、タオル越しに)でクールダウン

いちばん大事なのは、保湿です

脱毛後のケアで何かひとつだけ、と言われたら、迷わずこれです。保湿。現場でも必ずお伝えしていたのですが——正直に言うと、ちゃんと続けてくださる方は多くありませんでした。「保湿が脱毛にどう関係するの?」と、イメージが湧きにくいんだと思います。

そこで、私が現場でお客様にしていた説明を、ここでもさせてください。

雨が降ったあとのお庭と、カラカラに乾いたお庭を想像してみてください。雨上がりのしっとりした土なら、草はすっと抜けますよね。でも、乾いてカチカチになった土の草は、なかなか抜けない。草を「毛」に、土を「肌」に置き換えると、肌の上でも同じようなことが起こっています。だから、保湿が大事なんです。

そして、これはあくまで現場の実感ですが——「毛がなかなか抜けない気がする」とおっしゃるお客様に「保湿はされていますか?」と聞くと、していない方がほとんどでした。だから施術のたびに保湿の確認をしたり、「少し乾燥していますね」とお伝えしたりしていたくらい、保湿と脱毛はつながっています。

さらに、乾燥した肌は痛みも感じやすくなります。肌の状態によっては、照射の出力を下げざるを得ないこともある。つまり、保湿された肌は、脱毛を気持ちよく続けるための土台なんです。日々の保湿は、次の施術のための準備でもあると思ってください。

日焼けだけは、しっかり避けて

脱毛期間中の日焼けについては、別の記事で詳しく書きましたが、ケアの観点からも改めて。照射後のデリケートな肌に日焼けが重なると、負担が二重になります。脱毛部位が露出する季節は、日焼け止めや衣類でしっかりガードを。

▶ 夏に脱毛していい?——日焼けとの付き合い方を正直に

こんなときは、自己判断せずに連絡を

最後に、看護師として一番伝えたいことです。次のような症状が出たら、自己判断でケアせず、施術を受けたクリニック・お店に連絡してください。

  • 赤みやヒリつきが、何日たっても引かない
  • 水ぶくれができた
  • ニキビのようなぶつぶつ(毛嚢炎と呼ばれるものなど)がたくさん出た

医療脱毛のクリニックなら、医師がその場で診てくれます。サロンの場合も、まず施術を受けたお店に連絡した上で、必要なら皮膚科へ。「これくらい大丈夫かな」と放置して悪化させるのが、一番もったいないパターンです。

まとめ:脱毛後の肌ケアで覚えておくこと

ポイント現場からの本音
肌の状態照射後は「軽い日焼け」に近い熱ダメージ状態。赤み・ほてりは珍しくない
当日のルール温めない・こすらない。湯船・サウナ・激しい運動・飲酒は避けて、ぬるめのシャワー
最重要保湿。雨上がりの土の草はすっと抜ける——肌も同じ。「抜けない」という方は大抵保湿していなかった
保湿のもう一つの理由乾燥肌は痛みを感じやすく、出力を下げる原因にもなる
日焼け照射後の肌に日焼けは二重の負担。しっかりガード
異常が出たら自己判断せず、施術を受けたクリニック・お店へ連絡

「そもそも脱毛前後にやってはいけないことは?」は、こちらの記事にまとめています。剃毛のタイミングの話もこちらで。

▶ 脱毛前後のNG行動——「毛抜きだけは、やめて。」の理由

※肌の状態には個人差があります。ケアの方法や施術後の過ごし方は、施術を受けた医療機関・店舗の指示を最優先してください。肌に異常が出た場合は、必ず医療機関にご相談ください。
コバ

この記事を書いた人

コバ元・美容クリニック看護師/美容サロン運営

看護師として美容クリニックで医療脱毛の施術を担当し、現在は美容サロンを運営。医療とサロン、両方の現場を知っている立場から、脱毛・スキンケアの「本当のところ」を、ポジショントークなしで発信しています。

プロフィールをくわしく見る →

← 記事一覧にもどる