「家庭用脱毛器って、結局どれを買えばいいの?」——比較サイトを見ても、どれも良さそうに見えて決められない。そんな相談をよく受けます。
私は看護師として美容クリニックで医療脱毛の施術を行い、現在は美容サロンを運営しています。光を肌に当てる仕事をしてきた人間として、家庭用脱毛器を選ぶときに「ここだけは外せない」と考える条件が5つあります。
先に結論を言うと、この5つを全部満たす機種として、私はケノン(KE-NON)をすすめています。ただし「誰にでもベスト」ではないので、正直な注意点もあわせて書きます。
プロ目線の選び方——外せない5つの条件
条件①:出力を細かく調整できること
クリニックでもサロンでも、施術者は肌の状態と部位に合わせて出力を調整します。強ければいいわけではなく、「その人の肌が安全に受け止められる範囲で、しっかり当てる」のがプロの仕事です。
家庭用でも考え方は同じ。出力の調整幅が細かい機種ほど、「痛くて続けられない」と「弱すぎて実感がない」の両方を避けられます。最初は弱く、慣れたら上げる——この運用ができるかが、続けられるかの分かれ目です。
条件②:カートリッジ交換式であること
照射する部分(カートリッジ)が交換式だと——
- 寿命が来ても本体ごと買い替えなくていい
- 部位に合わせてカートリッジを使い分けられる
- 家族と使う場合も、カートリッジを分ければ衛生的
長く使う前提の道具なので、ここはコスパに直結します。
条件③:照射回数がじゅうぶん多いこと
別の記事でも書いたとおり、脱毛は毛周期に合わせて何ヶ月も繰り返すもの。全身に使えば照射回数はどんどん減っていきます。「回数が少なくて途中で追加購入」は、一番もったいないパターンです。
条件④:VIOに対応していること
買ったあとに「結局いちばんやりたかったのはVIOだったのに、対応してなかった」という声、本当によく聞きます。今やる予定がなくても、対応機種を選んでおくのが安全です。
条件⑤:保証がしっかりしていること
安い買い物ではありませんし、肌に使う機械です。メーカー保証の長さとサポート体制は、スペック表の数字と同じくらい大事な「性能」だと思ってください。
この5つを満たすのが「ケノン」
ケノンは日本製の家庭用光美容器で、家庭用脱毛器の定番として長く売れ続けている機種です。上の条件に当てはめると——
| 条件 | ケノンの場合 |
|---|---|
| ①出力調整 | レベルを細かく調整可能(弱→強へ段階的に上げられる) |
| ②カートリッジ交換式 | 対応。ストロング・美顔用など部位や目的で使い分け可能 |
| ③照射回数 | 付属カートリッジで最大300万発(レベル1使用時)。最大レベルでも50万発 |
| ④VIO対応 | 対応(全身に使用可能) |
| ⑤保証 | メーカー2年保証(レビュー投稿での延長制度あり) |
加えて、施術者目線で「地味にいい」と思うポイントが2つあります。
- 照射の間隔が短い(最速0.4秒)——全身をやると照射回数はかなりの数になります。1発ごとの待ち時間が短いことは「面倒くさくならない」に直結します。家庭用脱毛器の挫折原因の第1位は「面倒」です
- 照射する持ち手部分が軽い(約120g)——軽いと肌にきちんと密着させやすく、照射漏れを防ぎやすい。腕が疲れて雑になる、を減らせます
価格は79,800円(税込)。セット内容やキャンペーンは時期によって変わるので、最新の情報は公式サイトで確認してください(※価格・仕様は執筆時点のものです)。
正直な注意点——ここは知ってから買ってください
すすめておいて何ですが、施術者としてはここを言わないのはフェアじゃないので。
- 安い買い物ではありません——約8万円。ただし、脱毛は本来「年単位で通う」ものなので、家族で使う・全身に使うなら計算は合いやすいです
- 医療脱毛ではありません——家庭用の光は出力がおだやかな分、継続が前提です。「数回でツルツル」を期待すると裏切られます
- 白い毛(白髪)には反応しません——これはケノンに限らず、光・レーザー共通の原理です
- 日焼けした肌には使えません——安全のため、使用前の説明書確認は必ず
- 続けられない人には向きません——道具は買っただけでは働きません。「曜日を決めて続ける」ができなそうなら、通う脱毛のほうが結果的に安くつきます
まとめ:向いている人・向いていない人
| 向いている人 | 向いていない人 |
|---|---|
| 自分のペースで、通わずやりたい | 数回で完了したい(→医療脱毛へ) |
| 家族やパートナーと一緒に使いたい | コツコツ続けるのが苦手 |
| VIOや顔も自宅でケアしたい | 白髪が増えてきた部位を何とかしたい |
「そもそも家庭用でいいのか、医療やサロンのほうが合っているのか」から迷っている方は、まずこちらを読んでみてください。
▶ 医療・サロン・家庭用、あなたに合うのはどれ?(元看護師が本音で解説)
買ったあとに「効果ない」とならないための使い方は、こちらにまとめています。