脱毛

医療脱毛の機械って何が違うの?——レーザー3種類と「医療なのに光」の話を、元看護師が正直に解説

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脱毛クリニックのサイトを見ていると、「アレキサンドライト」「ダイオード」「ヤグ」……と、聞き慣れない機械の名前が出てきます。「正直、どれも同じでしょ?」と思っていませんか。

私は看護師として美容クリニックで医療脱毛の施術を行い、現在は美容サロンを運営しています。その経験から言うと——機械の違いは、「どれも同じ」では済まされないくらい大事です。そして、それ以前にもっと大事な、あまり知られていない事実がひとつあります。

「医療脱毛=レーザー」とは、限らないんです。今日はこの話から、機械の違いまで、正直にお話しします。

まず知ってほしいこと——「医療脱毛なのに、レーザーじゃない」がある

多くの方が「クリニックの医療脱毛=レーザー」「サロン=光(IPL)」と思っています。実は私も、現場に入るまでそう思っていました。でも実際には、クリニック(医療機関)でも、レーザーではなく光(IPL系)の機械を使っているところがあります。

光がダメというわけではありません。ただ、その場合、「医療脱毛だから強力」と思って契約したのに、実際はサロンとあまり変わらない機械だった、ということが起こり得ます。料金は医療脱毛の水準なのに、です。

だから、契約前に必ず確認してほしいんです。「こちらの機械は、レーザーですか? 光ですか?」——この一言が聞けるだけで、ミスマッチはかなり防げます。機械の名前をサイトにきちんと明記しているお店は、それだけで信頼できる、というのが私の実感です。

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医療レーザーは大きく3種類

そのうえで、医療脱毛のレーザーは、大きく3種類に分けられます。違いは「光の波長(肌のどの深さまで届くか)」で、それぞれ得意なことが違います。

種類特徴(一般的に言われていること)
アレキサンドライトメラニン(黒い色)によく反応するタイプ。太くて黒い毛が得意とされる。日焼けした肌には照射できないことが多い
ダイオード3つの中間的な位置づけで、バランス型とされる。幅広い部位に使われることが多い
ヤグ(YAG)いちばん深くまで届くタイプ。根の深い毛(男性のヒゲなど)に使われることが多い。その分、痛みを感じやすいと言われる

ここからは、私の実感も少し。3つの中でいちばん歴史が長いのがアレキサンドライトで、20年以上前から使われ続けている、いわば「定番中の定番」です。実は、私自身が脱毛を受けたのもアレキサンドライトでした。正直に言うと、痛みは強めです。でも、その分しっかり反応してくれる実感がありました。医療の世界で20年以上も第一線に残り続けている機械は、それだけ効果が支持され続けてきたということ——私はそう思っています。長く残っているものには、ちゃんと理由があるんです。

そして、機械の世界も進化しています。最近は、アレキサンドライトとヤグの両方を1台に搭載した「いいとこ取り」の機械など、複数のレーザーを切り替えたり組み合わせたりできるタイプもいろいろ出てきています。3種類の基本を知っておくのは大事ですが、実際の機械はどんどん多様になっているので、最終的には「うちの機械はどういうタイプですか?」と病院で直接聞くのが一番確実です。

「じゃあ、どれが一番いいの?」と聞きたくなりますよね。でも正直に言うと、「この機械が一番」という答えはありません。毛質・肌の色・部位によって向き不向きが変わるからです。大事なのは、「自分の毛と肌に合う機械かどうか」をカウンセリングで確認することです。

「熱破壊式」と「蓄熱式」——同じレーザーでも当て方が違う

もうひとつ、最近よく見かける言葉が「蓄熱式」です。同じレーザーでも、当て方に2つの方式があります。

  • 熱破壊式:強いエネルギーを一発ずつ当てて、毛根に直接反応させる、昔からある方式。パチッとした刺激を感じやすい
  • 蓄熱式:弱めのエネルギーを連続で当てて、じわじわ熱をためていく方式。痛みがマイルドとされ、産毛にも向くと言われる

これも「どちらが上」ではなく、方式の違いです。ただ、「医療脱毛なのに全然痛くなかった」という場合、蓄熱式だった、ということはよくあります。痛みの感じ方が方式でかなり変わることは、知っておいて損はありません。

どの機械でも、変わらないことがある

機械の話をしてきましたが、逆に「どんな機械でも変わらないこと」も、正直にお伝えしておきます。

  • 白髪には反応しません。どのレーザーも光も、毛の黒い色(メラニン)に反応する仕組みだからです。脱毛を考えているなら、毛が黒いうちに始めるのが合理的です
  • 回数は「◯回で終わる」と断言できません。毛質・部位による個人差が、機械の差より大きいのが実際のところです
  • 毛周期に合わせて通う必要があります。どんな高性能な機械でも、一度に反応させられる毛は一部だけです

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カウンセリングで聞くべき3つの質問

ここまでの話を、カウンセリングで使える質問にまとめます。この3つを聞くだけで、お店の誠実さもかなり見えてきます。

  1. 「機械はレーザーですか? 光ですか? 機種名を教えてください」——きちんと答えてくれるお店は信頼できます
  2. 「私の毛質・肌に、この機械は合っていますか?」——「誰にでも最高です」としか言わないお店より、向き不向きを説明してくれるお店を
  3. 「日焼けしている場合や、産毛の部位はどうなりますか?」——機械の限界を正直に話してくれるかどうかは、いいお店のサインです

まとめ:機械の違いは「どれが最強か」ではなく「自分に合うか」

ポイント現場からの本音
大前提「医療脱毛=レーザー」とは限らない。光のクリニックもある。契約前に必ず確認
レーザー3種類アレキ=黒い毛が得意/ダイオード=バランス型/ヤグ=深い毛向きで痛みは強めとされる
アレキの実感痛みは強めだが、しっかり反応してくれる実感。20年以上残り続けている=支持されてきた定番
最近の機械アレキ×ヤグ搭載など「いいとこ取り」タイプも増加中。どういうタイプかは病院に直接聞くのが確実
方式熱破壊式と蓄熱式で痛みの感じ方がかなり違う
選び方「一番いい機械」はない。自分の毛質・肌に合うかをカウンセリングで確認
共通の限界どの機械も白髪には反応しない。回数の断言もできない
信頼の目印機種名を明記し、向き不向きを正直に説明してくれるお店
※機械の特徴は一般的に言われている傾向であり、効果や痛みの感じ方には個人差があります。照射の可否や機械の選択は、必ず医療機関・店舗の判断に従ってください。

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